白堊歌会RURU 2026(令和8年)年6月作品
菖蒲という花は
2回も咲き
人を喜ばす
我もそういう
花(人生) を咲かせたきかな
斉藤早苗
家の紫陽花の
花が咲かぬさびしさよ
春眠なのか
花の精が旅行中か
首を麒麟にして待とう
斉藤早苗
おらふりし
あねっこ十人
くれはとり
あざとい遺伝子
残りて世まわる
村谷 尚
フリーズ直前ラーメン店
カップ麺工場の直営か
通(ツウ)が列を成しそうだ
味と風味はより一層
ウーバー代金さえもタダ?
4代目事務局長
久し振りに
両親や兄夫婦の墓参り
桜満開 鴬鳴く
お墓に神花を供え
話しかける
伊奈 裕
ボランティアですから…
その言葉が
情を煽って
理を
止める
田川宏朗
折りにふれ
電話では話している
幼なじみ
会うのは十五年ぶり
明日が楽しみ
青山すみれ
銀座ホコ天は
大谷のLAを
ヤンキースのNYが圧倒
キャップ戦線では
大谷人気も大負けか
山田武秋
わん子のおもちゃ箱
ひとりの午後にあれこれ選ぶ
はげちょろけの歯ブラシ
ぴーと鳴く赤いボール
むかしの首輪の切れっぱし
はま栗
ぶんりゅう雨
若葉青葉の
ひとしづく
別れよすがの
友のなみだか
だいてんち
